2018年度大会情報

第1報:PDFダウンロード
確報:PDFダウンロード

大会の概要

下記要領にて2018年度北海道農業経済学会大会を開催いたします。
皆様の多数のご参加をお待ちしております。

詳細は上記PDFもご覧ください。

日程および会場

日程:2018年10月6日(土)[受付開始]12:30 [大会]13:30~17:00 [懇親会]17:30~19:30

会場:北海商科大学2号館5階多目的ホール

参加費:大会シンポジウム無料/懇親会3,000円

事前申込:不要

大会シンポジウムテーマ

食料基地北海道を支える物流の役割

北海道は、四方を海に囲まれるなど物流にとって不利な立地にも拘らず、日本の食料基地として農水産品やその加工食品を全国に送り「食エネルギー(生命維持)」を支える重要な役割を担っています。他方、中間財をはじめ日用品雑貨等の生活必需品は、関東地域や関西地域からの移入に頼っています。この生産(製造)品を必要としている企業や消費者に届けるのが「物流」ですが、この物流に大きな陰りが生じています。それは、従前からの課題である「季節波動」、「輸送距離の長大」、「生産財の移出・生活関連物資の移入のアンバランス」、「北海道本州間の貨物輸送手段の限定(船舶、鉄道及び航空)」等に起因する北海道特有の課題に加え、昨 今顕在化しているトラック運転手不足、自動車運転者の長時間労働に関する問題、船舶輸送における SOx 排出規制強化の問題、そして JR 北海道の営業区間の見直し問題、青函共用走行問題などが相乗し、北海道の貨物輸送環境は非常に厳しい状況にあります。

こうした中、今後、道内の基幹産業の競争力強化や道産品の販路拡大、移出拡大などを図っていくためには、比較優位な食産業を中心とした 6 次産業化の展開方策や「物流」に係る様々な課題を明らかにして、北海道の特異性や地域性を勘案しながら地域経済の強靭化に向けた施策に取組むことが重要です。

そこで、本シンポジウムでは、食料基地北海道の発展に欠かせない物流面に着目し、物流の現状と課題についての意見交換を行い、情報の共有化を図るとともに、地域経済(産業)発展に向けた物流の果たす役割を検証し、輸送モードの多様化の必要性を考えることとし、その情報を広く関係方面に周知することを目的にシンポジウムを開催します。